3.3. PCクラスターと没入型仮想現実間装置を用いた丸ごと可視化
3次元の精緻なシミュレーションが可能となってくると、そこから生み出されるデータ量は膨大となり、 2次元のディスプレイ上にそのシミュレーション世界を十分にリアリスティックに 表現することはほとんど不可能になってくる。
そこで、結果の可視化処理自体にも、巨大データ保持と処理の高速化という2つの観点から、 超並列アルゴリズムの導入が不可欠である。 また、こうした超精密な4次元(=3次元空間+時間)解析結果の可視化環境としては、 東京大学インテリジェントモデリング・ラボラトリー(IML) (http://www.iml.u-tokyo.ac.jp/) に設置されている没入型仮想現実感システムCABINを用いる。
図1: 没入型仮想現実感装置CABIN
図2: パンテオンの絵投影図
図3: PCクラスター
発表論文
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”没入型仮想現実空間における大規模有限要素解析結果の並列可視化”
日本機械学会論文集A、Vol.65, No.638, pp.2017-2023, (1999)
(白井出、吉村忍、矢川元基)