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稜線上の法線方向成分指定の積分

要素 $Ie$ 境界稜線 $Iedge$ において、 $ {}^{t} f$ を、 あるベクトル量の法線方向成分を表すスカラー関数であるとする。


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (4.51)

このベクトルの積分は、 $\xi = \pm 1, \eta = \pm 1$ の稜線についてそれぞれ 以下のように定義される。

$\xi = \pm 1$ の稜線の場合、


    $\displaystyle \int_{l^{(Iedge)}}
{}^{t} f \{ n \}
\mathrm{d} l$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1
{}^{t} f \{ J^l \}
\mathrm{d} \eta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{Ip}
w_{(Ip)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )
\{ J^l \} ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )$ (4.52)

ここで、 線積分の変換子 $ \{ J^l \} $ は、


$\displaystyle \{ J^l \}
=
\{ J^l \} ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
a \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \eta }$     (4.53)

数値積分の座標と重みについては、 前パラグラフの「境界積分」を参照。

$\eta = \pm 1$ の稜線の場合、


    $\displaystyle \int_{l^{(Iedge)}}
{}^{t} f \{ n \}
\mathrm{d} l$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1
{}^{t} f \{ J^l \}
\mathrm{d} \xi$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{Ip}
w_{(Ip)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )
\{ J^l \} ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )$ (4.54)

ここで、 線積分の変換子 $ \{ J^l \} $ は、


$\displaystyle \{ J^l \}
=
\{ J^l \} ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
a \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \xi }$     (4.55)

数値積分の座標と重みについては、 前パラグラフの「境界積分」を参照。




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Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日