3.1. マイクロマシンの自動設計
新しい微小機械加工技術の登場により、寸法が1 μm〜1mm程度のマイクロマシン (MEMS :Microelectromechanical System とも呼ばれる)が大きな期待を集め、 様々なマイクロマシンの試作研究が、国内外の諸機関で進められている。マイクロマシンは、 医療分野(マイクロ手術)や極限環境での検査、マイクロ制御機器など、 様々な適用分野が考えられている。環境問題解決に向けても、資源節約やエネルギー効率の向上、 新しい環境モニタリングセンサーの開発など、大きな役割が期待されている。
本研究室では
- 計算力学解析の自動化技術
- ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムを援用した多目的設計満足化・最適化技術
- 複合的なモジュールのオブジェクト指向に基づく統合化技術
- モバイル・エージェントによる分散並列処理技術
を統合化して、マイクロマシンの自動設計のためのCAEシステムの研究・開発を行っている。