8.1. 進化的アルゴリズムを用いた多目的最適化アルゴリズム
現実の設計問題において複数の目標(目的関数)が存在することは極めて自然であるが、 多目的最適化問題の具体的な解法に関しては未だ研究途上にある。本来の多目的最適化問題においては、 複数のパレート解(本質的にはパレート解空間)が存在しており、 こうしたパレート解空間を如何に効率的に探索するかが重要な課題となってくる。
本研究では、生物進化を模倣した進化的アルゴリズム(Continuous Evolutionary Algorithm: CEA) を基礎として、多目的最適化問題におけるパレート解空間の直接探査アルゴリズムに 関する研究を行なっている。
発表論文
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"Pareto-based Continuous Evolutionary
Algorithms for Multiobjective Optimization"
Evolutionary Computation, 投稿中
(Mun-Bo Shim, T. Furukawa, S. Yoshimura, G. Yagawa, Myung-Won Suh)