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: 既知変数 : 異方性の線膨張係数テンソル : 異方性の線膨張係数テンソル   目次

3次元ソリッド

ここでは、 3次元ソリッド問題を仮定する。

ベクトル量、テンソル量を3次元で表現する。 また、局所材料座標系は3次元座標系である。

局所材料座標系における 線膨張係数テンソル $ [ \alpha^{lm} ] $ は、


$\displaystyle \alpha^{lm}_{xx}$ $\textstyle =$ $\displaystyle \alpha^{lm}_x$  
$\displaystyle \alpha^{lm}_{yy}$ $\textstyle =$ $\displaystyle \alpha^{lm}_y$  
$\displaystyle \alpha^{lm}_{zz}$ $\textstyle =$ $\displaystyle \alpha^{lm}_z$ (9.3)

ここで、 $\alpha^{lm}_x$$\alpha^{lm}_y$$\alpha^{lm}_z$ は それぞれ局所材料座標系におけるx, y, z方向の熱膨張係数であり、 材料定数である。

全体座標系における線膨張係数テンソル $ [ \alpha ] $ は、 局所材料座標系におけるもの $ [ \alpha^{lm} ] $ を 座標変換することによって得られる。 このとき必要な座標変換テンソルは、 局所材料座標系の3つの基底ベクトルより計算される。





Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日