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: 既知変数 : 異方性の熱伝導率テンソル : 既知変数   目次

2次元ボリューム

ここでは、 2次元ボリューム問題を仮定する。

ベクトル量、テンソル量を2次元で表現する。 また、局所材料座標系は2次元座標系である。

局所材料座標系における 熱伝導率テンソル $ [ \lambda^{lm} ] $ は、


$\displaystyle \lambda^{lm}_{xx}$ $\textstyle =$ $\displaystyle (1 + \nu) \lambda^{lm}_x$  
$\displaystyle \lambda^{lm}_{yy}$ $\textstyle =$ $\displaystyle (1 + \nu) \lambda^{lm}_y$ (10.11)

ここで、 $\nu$ はPoisson比であり、 $\lambda^{lm}_x$ $\lambda^{lm}_y$ は それぞれ局所材料座標系におけるx, y方向の熱伝導率であり、 材料定数である。

全体座標系における熱伝導率テンソル $ [ \lambda ] $ は、 局所材料座標系におけるもの $ [ \lambda^{lm} ] $ を 座標変換することによって得られる。 このとき必要な座標変換テンソルは、 局所材料座標系の2つの基底ベクトルより計算される。





Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日