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稜線上の積分

要素 $Ie$ 境界稜線 $Iedge$ における 関数 $ {}^{t} f$ について、


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (4.44)

その積分は、 $\xi = \pm 1, \eta = \pm 1$ の稜線についてそれぞれ 以下のように定義される。

$\xi = \pm 1$ の稜線の場合、


    $\displaystyle \int_{l^{(Iedge)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} l$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1
{}^{t} f J^l
\mathrm{d} \eta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{Ip}
w_{(Ip)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )
J^l ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )$ (4.45)

ここで、 線積分の変換子 $J^l$ は、


$\displaystyle J^l
=
J^l ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
a \left\vert \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \eta } \right\vert$     (4.46)

$ \{ \xi \} _{(Ip)}$ は、 稜線 $\xi = \pm 1$ 上に存在する積分点 $Ip$ の自然座標であり、


$\displaystyle \{ \xi \} _{(Ip)}
=
{
\left \langle \begin{array}{cc}
\pm 1 & \eta_{(Ip)}
\end{array} \right \rangle
} ^ { T }$     (4.47)

$\eta_{(Ip)}$ は一次元の $\xi$ 座標における積分点座標である。

また、 $w_{(Ip)}$ は積分点 $Ip$ の重み係数である。

数値積分の座標と重みについては、 「数値積分」「ガウス積分」「一次元」を参照。

$\eta = \pm 1$ の面の場合、


    $\displaystyle \int_{l^{(Iedge)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} l$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1
{}^{t} f J^l
\mathrm{d} \xi$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{Ip}
w_{(Ip)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )
J^l ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )$ (4.48)

ここで、 線積分の変換子 $J^l$ は、


$\displaystyle J^l
=
J^l ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
a \left\vert \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \xi } \right\vert$     (4.49)

$ \{ \xi \} _{(Ip)}$ は、 稜線 $\eta = \pm 1$ 上に存在する積分点 $Ip$ の自然座標であり、


$\displaystyle \{ \xi \} _{(Ip)}
=
{
\left \langle \begin{array}{cc}
\xi_{(Ip)} & \pm 1
\end{array} \right \rangle
} ^ { T }$     (4.50)

$\xi_{(Ip)}$ は一次元の $\xi$ 座標における積分点座標である。

また、 $w_{(Ip)}$ は、積分点 $Ip$ の重み係数である。

数値積分の座標と重みについては、 「数値積分」「ガウス積分」「一次元」を参照。




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Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日