重み関数を とする。
ただし、ディリクレ境界条件が指定された境界
上において
とする。
まず、 熱伝導方程式、および、熱流束境界条件式の残差をとり、 これに重み関数を乗じて積分することにより、 以下のように重みつき残差表示式が成り立つ。
これを展開すると、
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(1.15) |
一方、発散定理により、
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(1.16) |
このうち、
温度境界 上における重み関数
の条件から、
右辺第2項はゼロとなる。
さらに、
熱流束境界
、
熱伝達境界
から、
最終的に重みつき残差式の弱形式が以下のように導かれる。
アインシュタイン標記では、
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ここで、 左辺第1項は熱伝導項、 左辺第2項は熱伝達項、 左辺第3項は熱容量項、 右辺第1項は内部発熱項、 右辺第2項は熱流束項、 右辺第3項は熱伝達項である。