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: 実装 : 2次元アイソパラメトリック要素 : 実装   目次

厚み $a$

もし、2次元の薄板問題の場合、 有限、かつ、場所により可変の厚みを考慮する必要がある。 一方、 もし、純粋な2次元問題の場合、 厚みはすべての領域で1となる。

厚みを $a$ とする。 これは時間に依存しない。 (すなわち、構造解析では微小歪みを仮定している。)


$\displaystyle a$ $\textstyle =$ $\displaystyle a ( \! ( \xi, \eta ) \! )$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{In}
a_{(In)} N_{(In)}$ (5.6)

ここで、 $a_{(In)}$ は、節点 $In$ での厚みである。

ここでは、厚みは各要素の各節点に指定しているが、 一般には、 各節点ごとに指定して複数の要素間で共有したり、 または、 要素内一定として各要素ごとに指定することもできる。 あるいは、複数の要素をグループ化し、 それらが共有する要素プロパティ(幾何学プロパティ)として 登録されることも多い。



Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日