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: 稜線上の法線方向ベクトル : 四辺形 : 自然座標   目次

領域積分

要素 $Ie$ における 関数 $ {}^{t} f$ について、


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (5.35)

その領域積分は、


    $\displaystyle \int_{S^{(Ie)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} S$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1 \int_{-1}^1
{}^{t} f {}^{t} J^S
\mathrm{d} \xi \mathrm{d} \eta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{(Ip^\xi)} \sum_{(Ip^\eta)}
w_{(Ip^\xi)} w_{(Ip^\eta)}
f ( \...
...i \} _{(Ip^\xi Ip^\eta)} ) \! )
J^S ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta)} ) \! )$ (5.36)

ここで、 面積積分の変換子 $ {}^{t} J^S$ は、 Jacobianのdeterminant、すなわち、四辺形の面積となり、


$\displaystyle {}^{t} J^S$ $\textstyle =$ $\displaystyle J^S ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \mathrm{det} \; \left[ \frac{ \partial {}^{t} \{ x \} }{ \partial \{ \xi \} } \right] a$ (5.37)

$ \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta)}$ は、 各次元方向の積分点 $Ip^\xi, Ip^\eta$ の自然座標であり、


$\displaystyle \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta)}
=
{
\left\{ \begin{array}{cc}
\xi_{(Ip^\xi)} & \eta_{(Ip^\eta)}
\end{array} \right\}
} ^ { T }$     (5.38)

$\xi_{(Ip^\xi)}$ は1次元の $\xi$ 座標における積分点座標、 $\eta_{(Ip^\eta)}$ は1次元の $\eta$ 座標における積分点座標である。

また、 $w_{(Ip^\xi)}, w_{(Ip^\eta)}$ は、 各次元方向の積分点 $Ip^\xi, Ip^\eta$ の重み係数である。

各方向の数値積分の座標と重みについては、 「数値積分」「ガウス積分」「1次元線分」を参照。



Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日