微小歪みテンソル infinitesimal strain tensor は、 対称テンソルであり、
これは未知量である。
その具体的な形は、次元のタイプによってそれぞれ定義される。 もし、3次元問題の場合、 3次元テンソル量を用いる。 もし、2次元問題の場合、 2次元テンソル量を用いる。 もし、軸対称問題の場合、 x, y成分は2次元テンソルで計算し、 zz成分については、 とする。
微小歪みテンソルは、実数の主値(主歪み principal strain)と 主軸(主方向 principal direction)、主不変量を持つ。
( について和をとらない)を垂直歪み normal strain、 をせん断歪み shear strainと呼ぶ。 は 工学歪みのせん断成分である。
体積歪み volumetric strain は、
これは未知量である。
偏差歪みテンソル deviatric strain tensor は、 対称テンソルであり、
これは未知量である。
偏差歪みテンソルについて、 主偏差歪み、主方向、主不変量(第1不変量は0)が定義できる。
微小歪み速度テンソル infinitesimal strain rate tensor は、 対称テンソルであり、
これは未知量である。
微小歪み速度テンソルについて、 主歪み速度と主軸、主不変量が定義できる。
この増分形は、
もし、非線型解析の場合、 これは未知量である。
その具体的な形は、次元のタイプによってそれぞれ定義される。 もし、3次元問題の場合、 3次元テンソル量を用いる。 もし、2次元問題の場合、 2次元テンソル量を用いる。 もし、軸対称問題の場合、 x, y成分は2次元テンソルで計算し、 zz成分については、 とする。
体積歪み速度、偏差歪み速度も同様に定義される。