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: 中央面上の積分:単位面積当り : 四辺形 : 自然座標   目次

領域積分

要素 $Ie$ における 関数 $ {}^{t} f$ について、


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (5.49)

その領域積分は、


    $\displaystyle \int_{V_{(Ie)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} V$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1 \int_{-1}^1 \int_{-1}^1
{}^{t} f {}^{t} J^V
\mathrm{d} \xi \mathrm{d} \eta \mathrm{d} \zeta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{(Ip)} \sum_{(Ip^\zeta)}
w_{(Ip)} w_{(Ip^\zeta)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip Ip^\zeta)} ) \! )
J^V ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip Ip^\zeta)} ) \! )$  

ここで、 体積積分の変換子 $ {}^{t} J^V$ は、Jacobianのdeterminantとなり、


$\displaystyle J^V
=
J^V ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
\mathrm{det} \; \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \{ \xi \} }$     (5.50)

$ \{ \xi \} _{(Ip Ip^\zeta)}$ は、 面内および厚み方向の積分点 $Ip, Ip^\zeta$ の自然座標であり、 面内方向 $\xi, \eta$ には四辺形の積分点 $Ip$ の自然座標、 厚み方向 $\zeta$ は一次元の積分点 $Ip^\zeta$ の自然座標を用いる。

一般に、 面内方向には四辺形のガウス積分、 厚み方向 $\zeta$ にはニュートンコーツ積分を行う。

また、 $w_{(Ip)}$ は、面内方向の四辺形の積分点 $Ip$ の重み係数、 $w_{(Ip^\zeta)}$ は厚み方向 $Ip^\zeta$ の重み係数である。

各方向の数値積分の座標と重みについては、 面内方向には、「数値積分」「ガウス積分」「四辺形」を参照。 $\zeta$ 方向には、「数値積分」「ニュートンコーツ積分」を参照。



Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日