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: 中央面上の積分:法線方向指定の単位面積当りベクトル量 : 四辺形 : 領域積分   目次

中央面上の積分:単位面積当り

要素 $Ie$ において、 関数 $ {}^{t} f$ を 単位面積当りの量を表すものとする。


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (5.51)

また、この値は自然座標の $\xi, \eta$ にのみ依存する、すなわち、 面内方向にのみ変化するとする。

要素の中央面上の積分は、以下のように表される。


    $\displaystyle \int_{S_{(Ie)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} S$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1 \int_{-1}^1
{}^{t} f J^S
\mathrm{d} \xi \mathrm{d} \eta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{(Ip)}
w_{(Ip)}
f ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )
J^S ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip)} ) \! )$  

ここで、 境界積分の変換子 $ {}^{t} J^S$ は、


$\displaystyle J^S
=
J^S ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
\left\vert \frac{ \partial \{...
...}{ \partial \xi } \times \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \eta } \right\vert$     (5.52)

$ \{ \xi \} _{(Ip)}$ は、 中央面$\zeta = 0$ 上の四辺形の積分点 $Ip$ の自然座標である。 面内方向 $\xi, \eta$ には四辺形の積分点 $Ip$ の自然座標、 厚み方向については、 $\zeta = 0$ となる。

また、 $w_{(Ip)}$ は、四辺形の積分点 $Ip$ の重み係数である。

各方向の数値積分の座標と重みについては、 「数値積分」「ガウス積分」「四辺形」を参照。



Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日