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: 実装:テンソル標記 : 有限要素離散化式 : 有限要素離散化式   目次

要素熱伝導行列

三次元問題では、 要素熱伝導行列の節点 $In$ 節点 $Jn$ における成分について、 テンソル標記式 3.19 がそのまま成り立つ。 ベクトル量やテンソル量は三次元のものを用いる。

次に、これをマトリクス標記する。

要素 $Ie$ の 要素熱伝導行列 $ [ \mathbf{ K^{cnd} } ] ^{(Ie)}$ の、 節点 $In$ 節点 $Jn$ における 成分 ${K^{cnd}}_{(In) (Jn)}^{(Ie)}$ は、 積分範囲 $V_{(Ie)}$ において、


$\displaystyle {K^{cnd}}_{(In) (Jn)}^{(Ie)}
=
\int_{V_{(Ie)}}
{ \{ \mathbf{ N^x ...
...In)} } ^ { T } [ \mathbf{ \lambda } ] \{ \mathbf{ N^x } \} _{(Jn)}
\mathrm{d} V$     (4.3)

要素 $Ie$ の熱伝導率の行列 $ [ \mathbf{ \lambda } ] $ は、 「三次元の熱伝導」「線形の熱伝導率テンソル」を参照。





Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日