線形の熱伝導問題の重みつき残差表現は、 「熱伝導」「熱伝導境界値問題:線形」「重み付き残差表現」より、 式 1.17 となる。 これに上記の未知数の有限要素補間式を代入すると、 (各項については、以下の各節で具体例に説明する。)
![]() |
|||
![]() |
|||
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||
![]() |
|||
![]() |
(3.16) |
ここで、
要素 について、
は
要素熱伝導行列
の
節点
節点
に関する成分である。
は
要素熱容量行列
の
節点
節点
に関する成分である。
は
要素内部発熱項ベクトル
の
節点
に関する成分である。
要素 の境界
について、
は
要素熱伝達行列
の
節点
節点
に関する成分である。
は
要素分布熱流束項ベクトル
の
節点
に関する成分である。
は
要素熱伝達項ベクトル
の
節点
に関する成分である。
節点 について、
は
全体集中熱流束項ベクトル
の
節点
に関する成分である。
この式は、任意の温度の重み関数 について
成り立たねばならないから、すべての自由度
について、
![]() |
|||
![]() |
|||
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||
![]() |
|||
![]() |
(3.17) |
すなわち、
![]() |
|||
![]() |
![]() |
||
![]() |
|||
![]() |
(3.18) |
ここで、
、
はそれぞれ、
システム全体での温度とその変化速度の列ベクトルである。
そして、最終的に上記の有限要素離散化式が得られる。