updated Lagrange法に基づく応力歪み関係は、 材料の線形非線型を問わず、増分型の構成式が用いられる。
もし、構成式に相対Kirchhoff応力のJaumann速度
を用いる場合、
Truesdel応力速度に対応する増分は、
ここで、
は応力増分
(Truesdel応力速度、相対第2Piola-Kirchhoff応力の固有時間微分に対応)、
は歪み増分
(変形速度、相対Green-Lagrange歪みの固有時間微分に対応)、
は初期応力増分、
は初期歪み増分、
は構成則テンソル
である。
このとき、接線剛性行列は対称になる。
もし、構成式にCauchy応力のJaumann速度
を用いる場合、
Truesdel応力速度に対応する増分は、
このとき、接線剛性行列は非対称になる。
どちらの場合にも、
Cauchy応力増分
は、
ここで、
はスピンに対応する回転増分である。