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: 解説 : 等方性材料 : 解説   目次

3次元シェル

ここでは、 3次元シェル問題を仮定する。

ベクトル量、テンソル量を3次元で表現する。

シェル上において定義される局所サーフェス座標系における 弾性定数テンソル $ [[ {C^e}^{ls} ]] $ は、


    $\displaystyle {C^e}^{ls}_{xxxx} = {C^e}^{ls}_{yyyy}
=
\frac{ E }{ (1 - ( \nu ) ^ { 2 } ) }$  
    $\displaystyle {C^e}^{ls}_{xxyy} = {C^e}^{ls}_{yyxx}
=
\frac{ \nu E }{ (1 - ( \nu ) ^ { 2 } ) }$  
    $\displaystyle {C^e}^{ls}_{xyxy} = {C^e}^{ls}_{yxyx} = 2 G$  
    $\displaystyle {C^e}^{ls}_{yzyz} = {C^e}^{ls}_{zyzy}$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle {C^e}^{ls}_{zxzx} = {C^e}^{ls}_{xzxz}
=
2 k G$ (8.27)

ここで、$k$ はせん断修正係数 shear correction factor であり、 シェル要素の場合、5/6を用いる。

全体座標系における弾性定数テンソル $ [[ C^e ]] $ は、 局所サーフェス座標系における4階のテンソル $ [[ {C^e}^{ls} ]] $ を 座標変換することによって得られる。 このとき必要な座標変換テンソルは、 局所サーフェス座標系の3つの基底ベクトル、 $ {}^{t} \{ V^x \} $ $ {}^{t} \{ V^y \} $ $ {}^{t} \{ V^z \} $ より計算される。





Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日