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: 長さ方向軸線上の積分:単位長さ当り : ワイヤーフレーム : 位置の自然座標に関する勾配   目次

領域積分

要素 $Ie$ における 関数 $ {}^{t} f$ について、


$\displaystyle {}^{t} f = f ( \! ( \{ \xi \} ) \! )$     (5.32)

その領域積分は、


    $\displaystyle \int_{V_{(Ie)}}
{}^{t} f
\mathrm{d} V$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \int_{-1}^1 \int_{-1}^1 \int_{-1}^1
{}^{t} f J^V
\mathrm{d} \xi \mathrm{d} \eta \mathrm{d} \zeta$  
  $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{(Ip^\xi)} \sum_{(Ip^\eta)} \sum_{(Ip^\zeta)}
w_{(Ip^\xi)} w...
...\eta Ip^\zeta)} ) \! )
J^V ( \! ( \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta Ip^\zeta)} ) \! )$  

ここで、 体積積分の変換子 $ {}^{t} J^V$ は、Jacobianのdeterminantとなり、


$\displaystyle J^V
=
J^V ( \! ( \{ \xi \} ) \! )
=
\mathrm{det} \; \frac{ \partial \{ x \} }{ \partial \{ \xi \} }$     (5.33)

$ \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta Ip^\zeta)}$ は、 各次元方向の積分点 $Ip^\xi, Ip^\eta, Ip^\zeta$ の自然座標であり、


$\displaystyle \{ \xi \} _{(Ip^\xi Ip^\eta Ip^\zeta)}
=
{
\left \langle \begin{a...
...)} & \eta_{(Ip^\eta)} & \zeta_{(Ip^\zeta)}
\end{array} \right \rangle
} ^ { T }$     (5.34)

$\xi_{(Ip^\xi)}$ は一次元の$\xi$座標における積分点座標、 $\eta_{(Ip^\eta)}$ は一次元の$\eta$座標における積分点座標、 $\zeta_{(Ip^\zeta)}$ は一次元の$\zeta$座標における積分点座標である。

一般に、 長さ軸方向 $\xi$ にはガウス積分、 断面の各軸方向 $\eta, \zeta$ にはニュートンコーツ積分を行う。

また、 $w_{(Ip^\xi)}, w_{(Ip^\eta)}, w_{(Ip^\zeta)}$ は、 各次元方向の積分点 $Ip^\xi, Ip^\eta, Ip^\zeta$ の重み係数である。

各方向の数値積分の座標と重みについては、 $\xi$ 方向には、「数値積分」「ガウス積分」「一次元」を参照。 $\eta, \zeta$ 方向には、「数値積分」「ニュートンコーツ積分」を参照。



Hiroshi KAWAI 平成15年8月11日