三次元問題では、熱流束ベクトルのテンソル標記式 1.1 がそのまま成り立つ。 ベクトル量やテンソル量は三次元のものを用いる。
これを成分標記すると、
したがって、上記のマトリクス標記は、
ここで、 は熱流束の列ベクトルであり、 そのサイズは3x1である。
は熱伝導の行列であり、 そのサイズは3x3であり、対称行列である。
は温度勾配の列ベクトルであり、 そのサイズは3x1である。