式
7.37
より、
基準時刻 、現時刻
における仮想仕事の原理式は、
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(7.72) |
さらに、
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|||
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||
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(7.73) |
は仮想Green-Lagrange歪みであり、
式
6.48
より、
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|||
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||
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(7.74) |
ここで、
は仮想変位勾配である。
2次元、3次元問題では、それぞれ2次元、3次元テンソル量を用いる。
軸対称問題の場合には、
x, y成分は2次元テンソルで計算し、
zz成分については、
とする。
まず、上式を増分分解する。
変位
を増分分解すると、
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(7.75) |
ここで、
は変位増分である。
Green-Lagrange歪み
を増分分解すると、
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(7.76) |
はGreen-Lagrange歪み増分の線形部分であり、
式
6.48
より、
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(7.77) |
ここで、
は変位勾配増分である。
2次元、3次元問題では、それぞれ2次元、3次元テンソル量を用いる。
軸対称問題の場合には、
x, y成分は2次元テンソルで計算し、
zz成分については、
とする。
はGreen-Lagrange歪み増分の非線形部分であり、
式
6.48
より、
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(7.78) |
これら変位および歪みの変分をとると、
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(7.79) |
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(7.80) |
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(7.81) |
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(7.82) |
ここで、
は仮想変位勾配増分である。
については、
2次元、3次元問題では、それぞれ2次元、3次元テンソル量を用い、
軸対称問題の場合には、
x, y成分は2次元テンソルで計算し、
zz成分については、
とする。
また、第2Piola-Kirchhoff応力を増分分解すると、
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(7.83) |
ここで、
はCauchy応力、
は第2Piola-Kirchhoff応力増分である。
以上より、増分型の仮想仕事式は、
さらに、
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|||
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||
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(7.85) |
次に、非線型項である最右辺の接線係数を求める。
まず、
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(7.86) |
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(7.87) |
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(7.88) |
したがって、接線係数は、
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|||
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(7.89) |
ここで、
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(7.90) |
もし、構成式に相対Kirchhoff応力のJaumann速度を用いる場合、 応力増分の式 7.61 より、 これを増分形にして、
このとき、接線剛性行列は対称となる。
もし、構成式にCauchy応力のJaumann速度を用いる場合、 応力増分の式 7.62 より、
このとき、接線剛性行列は非対称となる。
なお、ここで用いられている変数としては、
材料定数、
時刻 でのすべての状態変数および、
荷重
、
は既知であり、
、
は未知であり、
一方、
は任意の値をとり、
は
より導出される。
また、
時刻 での
変位
、
応力
については、
各増分ステップごとに得られた
変位増分
、
応力増分
を用いてそれぞれ更新していく。
このとき、応力増分の計算には
Cauchy応力増分の式
7.63
を用いる。