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: 有限要素離散化式 : 補間関数 : 2次元平面応力   目次

軸対称ソリッド

「軸対称アイソパラメトリック要素」「ボリューム」を参照。 変位ベクトル未知数の自由度は各軸方向の2成分により表現される。

補間関数ベクトル $ \{ N \} _{(In Id)}$ は、 2次元ベクトルを用い、 ベクトル引数 $ \{ u \} $ を変位 $ \{ u \} $ と置いて、 「ベクトル未知数の補間 $ {}^{t} \{ u \} $ 」を参照。

補間関数勾配テンソル $ [ N^X ] _{(In Id)}$ は、 2次元テンソルを用い、 同様に、 「ベクトル未知数の勾配 $ \left[ \frac{ \partial {}^{t} \{ u \} }{ \partial {}^{t} \{ x \} } \right] $ 」 を参照。

歪みの補間関数テンソル $ [ N^{\epsilon} ] _{(In Id)}$ は、 3次元テンソルを用いて、 $Id = 0$ の場合(並進成分 $u_x$ )、


$\displaystyle [ N^{\epsilon} ] _{(In 0)}
=
\mathrm{sym} \; [ N^X ] _{(In 0)} + N_{(In)} / X \{ e \} _z \otimes \{ e \} _z$     (11.15)

$ [ N^X ] _{(In Id)}$ は2次元テンソルであり、 x、y成分は、2次元テンソルで計算し、 zz成分を $N_{(In)} / X$ とする。

$Id = 1$ の場合(並進成分 $u_y$ )、


$\displaystyle [ N^{\epsilon} ] _{(In 1)} = \mathrm{sym} \; [ N^X ] _{(In 1)}$     (11.16)

$ [ N^X ] _{(In Id)}$ は2次元テンソルであり、 x、y成分は、2次元テンソルで計算する。



Hiroshi KAWAI 平成15年4月19日