本章では、 三次元の熱伝導問題を一次のシンプレックス要素を用いて定式化する。 シンプレックス一次要素による定式化では、 数値積分の代わりに 体積積分公式に基づく解析的な厳密積分が用いられる。
三次元のシンプレックス一次要素は、4節点の四面体要素である。 ベクトル量やテンソル量、座標系については三次元のものが用いられるが、 全体を通してマトリクス標記を用いる。
各要素 について、 その各節点を とする。